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ギャラリー【OVER THE BORDER】スペシャリストと巡る旅【Cultra】で新しいアートを探るアートラボのBlogです 

OVER THE BORDER:Notice for temporary closing dates


We would like to inform you that the gallery will be closed all day for the following period and date.

We are sorry for any inconvenience this may cause you.

 

◆28 Aug. 2012 (Tues.) – 31 Aug. 2012 (Fri.)
 

 

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アラブ・エクスプレス展@森美術館


 

皆様こんにちは、ArtLAB加藤です。

 

今週は現在森美術館にて開催されているアラブ・エクスプレス展レポートをお届けします。

アラブと言えば、乾いた砂漠と灼熱の太陽、ラクダ、黒の民族衣装・・・・etc…と、考えるだけでもなんだか暑いですが、

中東の現代アートシーンの実態は、どのようなものなのでしょうか?

本展では、アラブ地方出身の様々なアーティストを幅広く紹介しており、日本ではあまり知られていないアラブ諸国の現代アート事情の一部を垣間見ることができます。 今回は、多数ある作品の中から印象的だったものをピックアップして、写真つきでご紹介したいと思います!

 

まずはこちら、ピンクと緑が鮮やかなポスターが迎えてくれる入り口。

 

エンブロイダリー調で、予想に反してなんだかポップなイメージ。

 

 

中に入ると、ハリーム・アル・カリームの真っ赤な衣装を着た女性の写真作品、その奥でモアタッズ・ナスルの写真作品「カイロ・ウォーク」に出迎えられます。

 

カイロの混沌とした営みの中に実際に存在に迷い込んだかのような錯覚を覚えつつ、続く映像作品「羊たちの沈黙」ではアラブ社会のアートをとりまく現実がつきつけられます。

この作品は、作家アマール・ケナーウィと仲間たちがカイロ市内の路上を匍匐前進するというパフォーマンスを記録したもの。

作家たちの一連の行為は途中で阻止されてしまいますが、「これがアートなのか」「カイロ市民への侮辱だ」というアートに懐疑的な第三者の主張と、「人とのコミュニケーション」「アートを通して民衆の価値観を共有する」と主張する作家側との、激しい議論が続く様子を、食い入るように見つめる鑑賞者が多かったのが印象的でした。

 

こちらの映像作品は対照的に、静謐な郷愁が漂う作品。

サーディク・クワイシュ・アル・フラージーのインスタレーション作品「私の父が建てた家(昔むかし)」。

作家の父のスーツと、両親の肖像写真の実物を用いたアニメーションが展開。もの悲しい旋律に合わせて、作家の幼いころの思い出が家の中で次々とあらわれ消えていく様子を、黒い人物像が家の外から眺めています。それをまた観客が、個々人の中にある思い出と重ねながら静かに見つめているようで、なぜか私は演歌を切々と歌い上げる日本人を思い出しました。故郷に対する郷愁は、誰もが共有できる感情の一つなのでしょう。

 

こちらの部屋、水音につられて中をのぞくと、 マハ・ムスタファの「ブラック・ファウンテン(黒い噴水)」が勢いよく飛沫を上げていました。水盆にとうとうと湛えられた液体はすぐに油田のイメージとリンクしますが、それが抜けるように明るく白い空間に配置され、無残な飛沫跡と部屋の窓から見える東京の街景を引き立てているように思えて、フォルムとして美しいにもかかわらず、どこか違和感を覚える作品でした。

 

 

今回もっとも気になった作品がこちら、アトファール・アハダースの「私をここに連れて行って:思い出を作りたいから」シリーズ。 中東の様々な観光名所を背景に、旅をする(という設定)の作家3人がまるでコミックスの一コマを演じるかのように映っています。大げさに演出された鮮やかな背景と、わざとらしくポーズをとってる作家たちに思わず笑ってしまいました。いわく、デジタル技術の発達に伴い、特殊加工を施す肖像写真スタジオが大流行しているというレバノンの現状が背景にあるそうですが、この作品は裕福であることのステレオタイプなイメージと、それに自身を重ねようとする被写体の行為をポップに揶揄しているようにも見えました。

 

 

 ムハンマド・カーゼム「ウィンドウ」シリーズでは、前述の裕福なイメージとは反対に、ドバイの高層ビル建設に従事する手稼ぎ労働者の姿が映し出されています。

ドバイのハイピッチな経済発展の陰には、この労働者たちの存在が必ずあり、経済発展にあっても拭い去られない労働環境の問題と貧富の差は社会に根強く残っていますが、作家はあえてそういった部分をクローズアップせず、むしろその逆の手法でイメージをとらえ、一つのドバイの風景として客観的に捉え、違う示唆を与えているようにも感じました。

 

目に痛いほどカラフルな電球が点滅する、その名もそのまま、「I’m Sorry」。「申し訳ない、お気の毒に」という意味を持つこの言葉は、あまり触れるべきでない話題に言及した際、相手に気を遣って使用しますが、イラク出身作家であるアーデル・アービディーン自身が、アメリカで何度もかけられた言葉だそうです。 決まり文句のように消費される言葉を装飾し、コミカルな作品にしています。会場にはI’m Sorryキャンディーが置かれ、自由にとれるようになっていましたが、残念ながら私が行ったときにはなくなっていました・・(売店でも販売しています)。

 

 

 

 

さて、実際にはここに書ききれないほどの面白い作品がたくさんあるのですが、ブログではここまで。

全体を通して、 アラブ社会、宗教紛争や政治問題に言及したものや、その記録を主題としたメッセージ性の強い作品が多く、その表現手法も映像・写真が主体となっていました。 会場では意外にも若い人の姿が多く、長尺の映像作品なども熱心に見ている姿が印象的で、アラブへの関心がこれだけ高まっていることに驚きました。9・11のテロ、米国のイラク侵攻、アラブの春騒動といった一連の流れの中で、何かを変えよう・伝えようともがく作家たちのメッセージが、震災後の混乱と戸惑い、変化の中に生きる今の私たちの心を打つのかもしれません。

アラブの現代アートやアラブ社会を知る一つのきっかけとして非常にお勧めの本展、是非足を運んでみてくださいね。

「アラブ・エクスプレス展: アラブ美術の今を知る」展は、森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)にて、10月28日(日)まで。

火曜日以外は夜10時まで開館しているのも嬉しいですね。

 

ここまでお読み頂き、ありがとうございました!

 

Art LAB/Kato

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展覧会関連グッズレポート その③


こんにちは。Art LAB今井です。

 

早いもので「最後の手段」展がスタートして半月が経とうとしています。

みなさんもう展示は見て頂けましたでしょうか?(・∀・)

 

今日は先日ご紹介した展覧会関連グッズの制作の経過のご報告です。

来月の中旬に展覧会関連イベントを開催する予定です。

それに向けて当日会場で販売するグッズを制作中ですよ~!

 

 

先日、最後の手段のメンバーと以前ブログでご紹介した「tshirt.co.jp」に行って来ました♪

 

 

 

原画の素材を直接持って来店!!

Tシャツデザインのイメージを皆で膨らませます☆

 

 

 

大体の使う原画が決まったら、次はTシャツ選び♪

色々と種類が有りすぎて選び出すまでに時間がかかりました><

 

ようやくイメージのTシャツを選出!!

 

 

原画を直接のせてシミュレーション。

いくつかこの作業を繰り返し、協議の末このデザインに決まりました↓↓

 

 

デザインA「シティー柄」

 

 

 

デザインB「鬼柄」

 

 

出来上がりほぼこんなイメージになる予定です!

 

イベント詳細や、Tシャツについても

近々サイトにて告知いたしますので、皆さまお楽しみに☆☆

 

 

Art LAB/imai

 

 

 

 

 

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Tanaami Tee×100


こんにちは。Art LAB 今井です。

 

先週末、19(土)から始まった田名網敬一さんのオリジナルTシャツ展

「Tanaami Tee×100」に行って来ました。

青山にあるvalveat81というセレクトショップ2Fで開催されています。

 

 

 

会場には、1点1点手刷りされたTシャツがずら~り100点!

田名網さんご本人いわく制作期間は約一年だそうです((((;゚Д゚))))

これだけデザインに凝っていればかかりますよね~!!

 

 

 

Tシャツのデザインがそれぞれ違うので、見てるだけでワクワクしてきます♪

オリジナルハンガーもとっても魅力的☆

Art LABでもいつかこんなTシャツ展やりたいものです(‘∀`)

 

 

 

 

 

Tシャツの他にもデザイン画の作品も何点か展示されています。

奥のスペースでは映像作品も上映されていました☆

 

 

 

 

 

特に気になった一枚です↑

一見、元々の生地がこの模様のように感じますが、

実は、地は水色のTシャツで黄色いインクで模様が刷られているのです!

袖までTシャツの型ピッタリに((((;゚Д゚))))

凄い~!!

 

 

Art LABでも展示作家さんたちとコラボして

様々なオリジナルTシャツを提案していきますよ。

第1弾となる「最後の手段Tシャツ」も只今制作中です!!

どうぞご期待下さい☆☆

 

 

Art LAB/imai

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