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ギャラリー【OVER THE BORDER】スペシャリストと巡る旅【Cultra】で新しいアートを探るアートラボのBlogです 

クレマチスの丘レポート②ヴァンジ彫刻庭園美術館

みなさんこんにちは。Art LABです。
クレマチスの丘レポート①で紹介したベルナール・ビュフェ美術館に続き、本日も同じくクレマチスの丘にある、ヴァンジ彫刻庭園美術館を紹介したいと思います。
ベルナール・ビュフェ美術館から歩いて15分。ヴァンジ彫刻庭園美術館では現在、イケムラレイコ「PIOON」が開催されています。 それでは早速ご覧下さい。
 
 

 

ビュフェ・エリアから、ヴァンジ彫刻庭園美術館のあるクレマチスガーデン・エリアまでは歩いて15分。隣接する駿河平自然公園を楽しみながら行くことができます。結構かかるし迷うかな、と思いきや、曲がり角には必ず看板が出ているので、指示に沿って歩いていくのみ。また、歩いて15分の自然豊かな土の道が、都会に住み慣れた人間にはとっても楽しく、あっという間に到着します。
 

そして、なんといってもこの吊り橋。めったにない機会に子どもも大人もはしゃぎ気味で渡る姿をちらほら見かけました。 とは言え、大雨の日など天候の悪い日はちょっとなあ、と思うかもしれませんが、ビュフェ・エリアから、クレマチスガーデン・エリアへは、バスも出ているので安心です。
 

ということで、あっと言う間に到着したヴァンジ彫刻庭園美術館ですが、入った途端に視界が開けて、とっても気もちのいい空間が広がります。 あまりの気持ちよさにしばしぼんやり。動きたくないなあという気持ちをぐっとこらえ、いざ館内へ。
 

 

全長3.4mもある陶の作品「うさぎ観音」。
”内と外”というのは、これまでにもイケムラさんが制作のテーマとしてあげてきたものの1つですが、そのテーマが示すようにこの作品の下半身は空洞で前が開き、胴体には無数の穴が開いていて、内と外の境界があいまいになっています。この静かな空洞を前にすると、この中に入ってみたいという思いにかられます。
内側から見る景色は、穴からこぼれ入る光が星のように見えて、静かな穏やかな夜にいるような気分になるのだろうな、と想像をめぐらせ、地球にいながら別の地球にいってしまうような、不思議な感覚を覚えます。内側も外側も地球だな、と思ったら、なんだかすごく大きくて深い優しいものに包まれているような気持ちになりました。
この観音が土でできているということが、土の上(外)に立って生きて、土の中に還っていく人間の摂理と重なっているように思えてきます。生と死と考えるとずいぶんと違うことのように思えるけれど、外も中もどちらも地球だと思うと、安心感に身を包まれます。
「うさぎ観音」が発する優しい祈り、ぜひ向き合ってみて頂きたいです。
 

 

展覧会であたたかいものを受け取り外へ出ると、これまた気もちいい光景が待っていました。緑の広がる丘で、鈴木康広さんの作品「屋根のベンチ」に群がる子ども達がいたり、ゆっくり散歩しているご夫婦がいたり、穏やかな空気が流れています。
 

 

のんびり歩みを進めていくと、なんだか小さな入り口を発見。
入ってみると、なんとも現実離れした空間になっていました。マイナスイオンの濃度を計りたくなる程の癒しスポットの出現です。ハーブティーなど癒し効果の高い飲み物が飲めるよう。お店のスタッフさんが、 クレマチスのお花にかこまれて、にこにこと今回の展覧会にあわせたお店の展示を説明して下さいます。ファンタジーかな?と思うような夢見ごこち空間。みなさまぜひお試しあれ。
何度でも来たくなるようなヴァンジ彫刻庭園美術館でした。
 

 
Information
ヴァンジ彫刻庭園美術館
イケムラレイコ「PIOON」
[会期] 2014年4月20日(日)─ 10月14日(火)※水曜日定休
[開館時間] 10:00~17:00(9・10月)10:00~16:30(11・12・1月)
[入館料]
大人1,200円/高・大学生800円/小・中学生500円(4月~10月)
大人1,000円/高・大学生500円/小・中学生無料※特別企画

展を除きます。(11月~3月)

 

 
次回はIZU PHOTO MUSEUM。
小島一郎さんの写真はもちろんのこと、杉本博司さんの建築もとっても素敵でした。またお楽しみに。
 
 

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